11-1「神が下す、人間の評価」
人間は生まれながらに一人一人能力が異なっています。
ある者は地位を得る。
ある者は名誉を得る。
ある者は金持ちになる。
ある者は成功する。
神はこれらが人間の値打ちであるとは評価しない。
人間一人一人がそれぞれ人間社会の歯車である。
ある者は大きな歯車となり。
ある者は小さな歯車となり。
それぞれ大小の人間の歯車が人間社会全体を支えているのです。
大きな歯車、小さな歯車それぞれの全ての歯車が人間社会の役割を立派に果たしているのです。
神は人間を職業や能力で、甲乙はつけません。
その人間が自分に与えられた役目を忠実に果たしたか、社会に精一杯貢献したか、
明るく暖かい家庭を築いたか、子育てを立派に果たしたか、自分の受けた恩を返せたか、
奉仕の心で生きたか、潔く正しく生きたか、自分の心を美しく浄化したか、
自分の人格・品性を向上させたか、人生を通じて修行を充分にしたか、
人間の生きる目的を悟れたか・・・・これらの出来・不出来で神は人間を評価するのです。



11-2 「人間の評価」
  人間の評価はお金・地位・権力・
職業・容姿・・・
人間の(外身)で評価してはなりません。
人格・品性・美しい心・奉仕の心・・・
人間の(中身)を持った人が本当に
立派な人なのです。 自分の中身を良くせず、
自分の中身を磨かずして、
欲望のみを追い求めている人は、
立派な人間ではありません。
人間の値打ちとは(外身)ではなく
(中身)なのです。



11-3「人間が見た人間の評価・神が見た人間の評価」
(人間が見た人間の評価)
お金持ちの人であるか
高給取りの人であるか
有名人であるか
地位・名誉の高い人であるか
顔やスタイルのきれいな人であるか
世間に注目される人であるか

(神が見た人間の評価)
清く正しい心の持ち主であるか
広くて大きな暖かい心の持ち主であるか
他人への思いやりの心がある人であるか
奉仕の心がある人であるか
人間の一生を通じて、しっかり修行を
した人であるか
人生を通じて悟りを開いた人であるか
人間社会に大いに役立った人であるか
生あるもの全て死ぬ。
人間も先で必ず死ぬ。
死ねば人間として生きた一生の生き方が
神に評価される。
人間として生きた一生の生き方により
死後の霊界の位置が決まる。
生前、地上でどんなにお金や財産を積み
上げたところでその物は一切、霊界へは
持って行けない。
人は皆、裸で地上に生まれ来て
人は皆、裸で霊界へと旅立つ
人間の評価と神の評価とは異なる。


11-4「一人前の人間とは」
自分の周囲の人々を生かしながら、
自分を生かす人は、一人前の人間です。
自分の周囲の人々を犠牲にして自分を
生かす人は、自己中心の人で一人前の
人間ではありません。

11-5「未熟な人間と出来た人間」
(未熟な人間)
自己中心の心で相手を振り回す人
わがままな人
しょっちゅう怒る人
相手の立場や意見を尊重せず、思いやりが無い人
感謝する心の無い人
(出来た人間)
相手の立場や意見を尊重し思いやりのある人
自分の怒りを抑え、明るくやさしく振舞う人
全てに感謝する心を持つ人
自分中心の心を抑え、相手を認め相手を愛する人
人生は修行です。
生きている間に、自分の欠点(いたらない部分)を
努力して、修正しよう。 毎日反省を繰り返して、
心を美しく浄化して品性を磨き人格を高めよう。

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