12-1「お金について」
お金は天下の廻りもの お金は世の中に廻すもの
お金は使うもの 自分一人に取り込んで使わなければ、
お金の使命は終りです。お金は使えば、その道で苦労した人間の
上質のサービスが受けられます。
お金は使えば、困っている人を助けることが出来ます。
お金儲けするのも良いが 思い切って使うことも大切なのです。
死んだ後、あまり多くのお金を残すと、争いを残します。
自分が生きているうちに家族や、恩人や、社会奉仕に、
生きたお金を使いましょう。
生きている間にどんどん社会へ廻しましょう。
正しい道を歩み、一生懸命汗を流して儲けたお金は
きれいなお金です。 きれいなお金を手にしても使い方を間違えると
自分で自分の心を汚します。
お金は儲け方・使い方がとても大切なのです。

12-2「お金と人間」
  お金は魔物だ。 お金の為に人を殺す。
お金の為に人をだます。 お金の為に身体を売る。
この世にはお金で買えない物があるのに
この世にはお金次第と錯覚する人多き、
お金儲けは限界無く、お金で身を滅ぼす人絶えまなし。

12-3「お金は、人間の一生を狂わすことがある」
これは、お金が万能であると考えるからです。
世の中は、お金が全てであると考えるからです。
人間同志の愛情・信頼・責任・道徳を忘れるからです。
円満な人間関係こそがお金よりもっと大切なのだという事を忘れるからです。
人間が生きてゆくうえで、お金は必要です。
世間並みの生活が出来れば、実はとても幸せなのです。
贅沢(ぜいたく)をして、人に自慢をする。
人に見せびらかす、人に威張る。
このようなお金は必要ないと考えます。
これらの欲望は果てしなく、きりがありません。
欲望の穴は決して埋まらないのです。
欲望を追求すればするほど、お金が全てであると考えて、
人間関係をおろそかにします。

12-4「お金や財産を失っても信用は失うな」
お金や財産は失っても信用や信頼は失うな。
信用や信頼は人間の本当の値打ちである。
死んでも魂の値打ちとなる。
人間は生まれる時も裸・死ぬ時も裸 死ぬ時は全てを置いて行く、
何一つ持って行かれない。 物欲にこだわってはいけない。

12-5「地上の財産と天上の財産」
人間が地上(この世)に生まれた目的は、
地上の財産を作る為ではない。
天上の財産を作る事が目的である。
地上の財産を積み上げれば人間の世界では評価されるが、
天上の神には評価されない。
(地上の財産)お金・物・財産・権力・地位
(天上の財産)人の役に立つ・人を助ける・社会の役に立つ・人格・人徳

12-6「お金の貯金よりも天貯を多くしよう」
人は死ねば、裸になって全てをこの世に置いて行かねばならぬ。
お金・地位・権力・物・その他全てを地上に置いて行く。
持って行けるのは唯一つ、自分の魂(魂の値打ち)である。
天貯(天に貯金をすること) 人の役に立つ。 人に良い事をする。
人を助ける。 人に施(ほどこ)す。
人の喜ぶ事をする 社会に無料奉仕をする。
天借(天に借金をすること) 人の世話になる。
人に助けてもらう。 人に施してもらう。
人に悪い事をする。 人に迷惑をかける。
12-7「お金持ちの悩み」
@
お金を盗られまいと用心しなければならない
A
お金をもっと増やそうと頭を使わなければならない
B
いっぱいのお金を管理しなければならない
お金を沢山持っていると 色々と悩みもあり、苦労もある。
生前に子や孫や恵まれない人に分け与えれば気も楽だし、
喜ぶ顔も見られる。 又、死ぬのを待たれなくとも良い。
お金や財産は死ぬ時、何一つもって行かれないのだから。
そして、死後に財産を残せば子供同士、合い争うもとになる。
自分にとって一番徳を積む事は、生前に恵まれない人や福祉に寄付する事だ。

12-8「お金と人間」
お金は人間が生きる為に必要だ。
お金は適度にあれば良く お金持ちになっても幸せにはなれません。
お金で物は買えても お金で贅沢は買えても
お金では幸せは買えないからだ。
(心の貧しい人)は、お金が沢山あっても決して、
幸せにはなれません。
(心の豊かな人)は、お金持ちでなくても
真の幸せを掴(つか)む事が出来ます。
12-9「成功と幸せ」
  成功して、生活が豊かになり、お金持ちになっても
幸せになれるとは限らない。
物はお金で買えても、幸せはお金では買えないからだ。
幸せになるには心の持ち方(心がけ)が大切である。
この世は、お金が万能ではない。
12-10「お金の儲け方、使い方は自分の人生に影響をする」
  人間が、肉体を持って生まれた世界は、
俗に、(この世)と言って、(物体の世界)です。
この世で、1人の人間が、一生を生きてゆく為には、
多くの物を必要とします。
食料、水、衣服、家具、家、車、その他、いっぱいのいろいろな物を
必要として、消費します。
これらの物は、社会の人々が汗を流し、努力をし、
智恵をしぼって作ったものです。
すなわち、(衆生の恩恵)の賜物です。
そして、生活に必要なこれらの物を手に入れるには、
お金が必要です。
お金はとても便利です。
お金さえあれば、人間が生きてゆく為の全ての物が買えるのです。
しかし、お金の便利さに酔ってしまい、生活にぜいたくをしだすと
世の中は、お金がすべてだと、考えるようになります。
我執貪欲(がしゅうどんよく)に落ち込むと、お金や物を沢山、
自分の手に取り込むようになります。
家族皆が健康で、世間並みの生活が出来て、
家族皆が仲良く、楽しく暮らしてゆければ、本当に幸せなことなのです。
円満な家庭、円満な職場を築かずに、自分の欲ばかりに突っ走る人は、
自分の欲が原因で、自分の不幸を作り出します。
お金は、人によっては自分自身を滅ぼす魔物にもなります。
世の中には、お金の為に他人を傷つけ、他人を殺す人もおります。
お金は自分の欲望を満たす便利なものだけに、
本当にお金の魔力は恐ろしいものです。
誠の道、正しい道を、汗を流して一生懸命に努力をして
手にしたお金は(きれいなお金)です。
しかし、この手に入れたきれいなお金も、使い方を間違えれば、
自分で自分の心を汚します。
お金は儲け方も大切ですが、使い方がとても大切なことなのです。
ですから、この世の中に存在する社会のもろもろの(アカ)の為に
お金を使ってはいけません。
一番自分に徳を積むことは、人を助け、
人や社会に役立つ、奉仕活動にお金を使うことなのです。
自分や家族が世間並みの生活が出来ていれば、
どんどん社会のお役に立てるように、
自分のお金、時間、汗を流しましょう。
このことが実行出来れば、自分の心は美しくきれいになって

天に貯金(天貯)が出来るのです。
徳を積むことが出来るのです。
人格を高めることが出来るのです。
お金や物はいっぱいあっても死ねば、何一つ、あの世へ持っては行けません。
持って行けるのは、唯一つ、自分が生前に積んだ善行による徳を持った
美しくきれいな魂(霊)だけなのです。
この世で人間として生きる目的は、修行をすることなんです。
良い事をいっぱいして、自分の人格を上げれば、霊格が上がるのです。
さあ、皆さん、自分の命を守り、心を守り、一生懸命に努力をして、
生きて、苦労をして、いっぱい善行を積み、世の為、人の為につくしましょう。
お金の貯金よりも、天の貯金をいっぱいしましょう。
この事が実行出来れば、この世(現世)でも、幸せになれて、
自分の道も開けるのです。
そして死後のあの世(未来世)にも、良きようにつながってゆくのです。
グルグルと回って、回って、輪廻して、どんどん良き方向に向かいます。
この法則を学び、修め実行して、自分の3世である(過去世)、(現世)、(未来世)を
どんどんよくしましょう。
そして魂(霊)を進化させましょう。
人間は肉体が滅んで死んでも、魂(霊)は生き続けるのです。
  

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