34-1「人生は自分自身の演出でありドラマだ」
人間の一生は、自分自身の演出であり、
ドラマである。
とても忙しいドラマでもあり、困難の連続でもある。
人生は汗の連続であり自分自身の歴史でもある。
人生は困難の連続だが、達成の喜びもあり 、
やりがい、生きがいも生まれる。
34-2「人の一生は生きた内容が大切なのだ」
人の一生は、
どれだけ長生きしたではなくて、
どれだけ自分の責任を果たせたか、
どれだけ社会の一隅を照らせたか
が問われる。
長生きよりも生きた内容が大切なのだ。

34-3「あなたの人生は何色ですか?」
明るく華やいだピンク色ですか?
清潔な白ですか?
人をつつみ込むような暖かい暖色ですか?
輝いた金色ですか?
高貴な紫色ですか?
暗いくすんだ色ですか?
あなたは自分の人生の色を、勇気を出して、
努力して塗り替えられませんか?
人間の心は生まれた時には、真っ白です。
成長して行くにつれて、自分の意思で自分の
色を塗り重ねて変えて行くのです。

34-4 「君は次のどの人生を歩むか?」
@
学んで、働いて、食べて、寝て、遊んで、
セックスをして、子を養って老いて死ぬか?
(ごく平凡な一般的な人生)
A
人を押しのけ、人を困らして、人の迷惑は考えず、
死んだら終りとばかり自分の欲望本位に生きて
死ぬか(欲望本位・自己中心的な動物的な人生)
B
人をだましたり、人の物を取ったり盗んだり、
人を押しのけ蹴散らし死んだら終りとばかり
己の欲望本位で生き、人に迷惑をかけ放題で、
はしにも棒にもならない人生を送って死ぬか?
(殺人的な人生・クズな人生)
C
この世に人間として生かされた目的を知り、悟って、
自分の欲望は出来るだけ押さえ自分中心の考えは
改めて、人格形成をはかり、世の為人の為に役立つ様、
奉仕の精神を養い、社会の一角を照らして死ぬか。
(悟りの人生、喜びの人生)

34-5 「人間は生まれながらに四苦を背負って生きています」
@
生苦(しょうく)―この世に生まれでる時の苦労・苦しみ
A
病苦―病気、ケガをした時の苦労・苦しみ
B
老苦―老いた時の苦労・苦しみ
C
死苦―死ぬ時の苦労・苦しみ
人は厳しい人間社会で撹拌(かくはん)され
翻弄(ほんろう)されます。
人間社会で撹拌され、翻弄(ほんろう)されながら
社会に通用する自分を作り上げて
ゆかねばなりません。
次々と自分に向かってくる苦労や困難を
回避してはいけません。
苦労や困難に立ち向かい努力して苦労して
乗り越えて行けば必ず先で道は開けます。
先でやりがいや、生きがいや、喜びも生まれます。
人や社会からも認められます。
人間は生まれた時から、人間社会の中で
修行をしているのです。
苦労をして、困難を乗り越えて生きて行かねば
自分を高める事は出来ません。
自分を高めれば自分の心、
自分の魂を高めることが出来るのです。
この事は自分の死後や次の来世に
通じることなのです。
この事は自分の死後や次の来世を
決めることなのです。
生死は繰り返します。(輪廻)

34-6 「生とは?死とは?人間の生きる目的とは?」
霊界より下り来たりし魂が人間としての肉体に宿る(入り込む)、
これが生である。肉体が滅んで魂が肉体から離れて
霊界に帰るこれが死である。
神に召される迄が(死ぬまでが)、人間としての修行である。
肉体を持った時から修行が始まる。
肉体は、動かす為、生きる為には食べなければならないし
ケガもするし、病気にもなる。
肉体が生き続ける為には懸命に勉強し働かなければならない。
老いれば、痛い身体、不自由な身体になる。
若くて健康で調子良く順調に行く時ばかりではない。
逆境が必ず来る。人生はいろんな困難の連続である。
どんな時でも最後まで(神に召されるまで)努力をして
辛抱して困難を次々と乗り越えて行く事が人生であり、
人間の一生である。ゆえに人間の一生は修行なのです。
一生の間に
@
魂である自分の心を美しく浄化しよう。
A
品性を磨き人格を高めよう。
B
人間社会に大いに貢献しよう。
C
奉仕の心を持とう。
D
陽の当たる正道をまっすぐ歩もう。
E
人と人の和を大切にしよう。
F
潔く美しく広くて大きな暖かい心を持とう。
G
自立して周囲に迷惑をかけないようにしよう。
H
欲望の追求のみに走らないようにしよう。
  一生を通じて生きる目的を悟ろう。

34-7「生は肉体、物体の世界・死は魂の世界」
地球上に人間として生まれた世界は、肉体、物体の世界である。
寿命がある。病気になる。ケガもする。暑さ寒さを感じる。お腹が減る。
痛みを感じる。
全ての物事の遂行が面倒である。思う様にはならない。
魂の世界は、肉体、物体の世界ではないから
寿命がない。病気をしない。ケガもしない。
暑さ寒さを感じない。お腹が減らない。痛みを感じない。
この世(地球上)に生まれ、
一生を通じて人間としての修行を立派に終えたら、
先の死は、恐れなくとも良い。死は肉体・物体の世界からの卒業である。
死は魂の世界への良き旅立ちである。
魂の世界にもこの世と同じく地獄と極楽がある。
死後、良い所へ行けるか悪い所へ行くかは地上での
人間としての生き様(ざま)で決まる。
自殺をせず最後まで寿命を全うする。
潔く正しく生きる。人間社会に大いに貢献をする。
自分の人格を磨き品性を高める。
一生を通じて己の人生の修行を一生懸命果たす。
上記の人は良い所へ行ける。
良い行いをして徳を積めば積むほど魂は軽くなる。軽い魂ほど、
死後の霊界ではどんどん上のきれいな良い所へ行けのるのです。

34-8「人間として生まれた目的?」
人間とは、人間の(魂)が人間としての(肉体)に宿って生まれた(生命体)である。
人間として生まれた目的は修行なり。
人間の一生涯の生活そのものが修行している事なり。
一生涯を通じて、努力して、日々の反省を重ね、心(魂)を磨き人間社会に役立ち
貢献して自己の魂のステータスを上げる事が人間として生まれた目的である。
(人間の一生)
誕生。
 
赤ちゃん
−ミルク飲んで泣いて笑って寝ている。
小学生まで
−無邪気に遊んでいる。
小学校入学
−勉強が始まる。子供の勉強は大人でいう仕事と同じ修行の
  始まりである。
中学・高校
−猛烈な受験勉強の時代。
大学校
−勉強と社会に飛び立つ準備。
社会人
−社会への参加。人間社会に貢献する。結婚をする。家族を持つ。
 子育てをする。
老人
−自分自身の体を守る。管理する。
−あの世への旅立ち。
人間の一生そのものが修行である。
一生涯を通じて自分の心(魂)を磨いて徳を積み、
人格を作り社会に貢献することが人間として生まれた目的である。

34-9「人生にはいろんな道がある」
人生にはいろんな道がある。どんな道を選択しても困難は必ずやって来る。
困難に出会った時、迂回して逃げる人あり、努力して乗り越える人あり。
人間の身体は食べて寝て月日がたてば成長するが、
人間の心は困難を乗り越えてこそ成長するのである。
困難を乗り越える事を喜びとし、困難を乗り越えられる事に
感謝が出来るなら、これ、悟りの境地なり。

34-10「人は何のために生きるか」
この世は出世と金と女次第だと、欲望のみ追い求める人を多く見かけますが、
これは間違いです。人の一生は、欲望を満たす為にあるのではありません。
一才一才年を重ねるにつけて、自分を磨き、自分の人格を作る為に人は
生きているのです。そして世の為人の為社会の役に立つ
人間になる為に人は生きているのです。
この世は、人格形成の場なのです。
この世は、自分が成長すると共に修行をしているのです。

34-11「人生はその場にならないと本当の苦労はわからない」
結婚して、子に授かり、子を育てて始めて自分の過ぎ去りし過去を知る。
年老いた親に仕え、親の世話をして始めて、自分のこれから行く先を知る。
子を育てて初めて、自分を育ててくれた親の恩を知る。
年老いた親を世話して初めて、姑に仕えた親の苦労を知る。

34-12「一日一生の考え」
生命(いのち)のある人間は
今日一日が一生の終わりになるかも知れません。
今日一日を精一杯生きよう。
今日一日に感謝をしよう。
今日一日を明るく輝いて生きよう。
今日一日を悔いのない様に一生懸命努力して生きよう。
誰も明日の命は100%保証されないのだから。

34-13 「人生をくるわすもの。人生の落とし穴になるもの」
金・色欲・バクチ・酒・欲望・権力。
人生の目的は欲望のみの追求ではない。
欲はほどほどに必要なだけあれば良し。
欲望をうまくコントロールして、セーブして己の人格を磨き、
社会に役立つ人間になろう。

34-14 「尊いこと、悟りの境地」
人に怒ったり、人を責めたり、
人を恨んだりしてはいけません。
人からどんな仕打ちをされてもその人を怒ったり、
恨んだり、その人を責めてはいけません。
又、その人に仕返しをしてはいけません。
むしろ、その人に憐れみの心を持つぐらいの
大きな心を持つ人間になって下さい。
どの人が正しいかどの人が尊い人間か、
神様は上(天上)からちゃんと見ておられます。
これが悟りの境地です。

34-15 「人の一生には喜びあり、落とし穴あり」
(一瞬の喜び)
人間の一生は山また山の連続である。
しかし、その中に一瞬の喜びがあるから人は生きられるのだ。
(落とし穴)
一生の間には落とし穴がいっぱい待ちかまえている。
人が弱った時、ピンチの時
落とし穴は一層近づいて来る。
(物事は考え方次第)
事故を起こさず、事故にも遭わず。
身体が健康であれば人生最高である。
お金や地位は努力次第である。

34-16 「自分の授(さず)かり」
ひとは一人一人顔が違っている様に、能力も、
性格も、価値観も又、一人一人違っている。
相手にこうして欲しいああして欲しいと願っても、
又、期待しても、相手がどうしても出来ない時には、
それはその相手の能力、性格、価値観が自分と
異なる為だ、自分との差異がある為と判断しこれも
自分の授かりだと悟る。
そして、一生懸命にやってくれている相手に感謝の
心を持つ事が大切です。

34-17「人生とは?人生はなんのためにあるのか」
人生は、修行の場である。
人生は、己れの修行をする道場なり。
この世に生まれたという事は
人生を通して自分を高めるチャンスを神様から与えられたのである
ゆえに、身体を粗末に扱い、健康を害して寿命をちぢめたり
命(いのち)を粗末にしてはならぬ。
身体を大切に扱って、精身(心)を磨き寿命を全うすることだ。
人生とは山登りと同じである
生まれた人は皆が、人生という山を登っている。
一生懸命に汗をかいてより高い所に登れば
下界の景色も又、素晴しく喜びも大きいものだ。
3合目で満足するか
5合目、8合目で満足するか
頂上をきわめられるか、人それぞれである。
苦労や困難や努力が大きければ大きいほど
又、先の喜びも大きい。


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