36-1「生命について」
花の生命も人間の生命も輪廻(生き死に)を繰り返しています。
春の訪れとともに、朝の散歩コースで道ばたの花が、
今年も又、赤色、黄色、白色と色とりどりに見事な花を
咲かせてくれました。
自然の営みは何とすばらしいのでしょうか。
しかし、美しい花の時期は短くてやがては花も
茶色く枯れてしぼんでしまい、茎も枯れてしまいます。
花の生命の終りです。
しかし、花の生命が宿る、根や球根は生き続けるのです。
そして、来年も又、春の訪れとともに、芽を出し、
葉っぱを出し、つぼみをつけて
見事な花を咲かせてくれるのです。
このように花は生き死にの輪廻を繰り返しています。
人間も全く同じです。
人間も生き死にの輪廻を繰り返しています。
人間の肉体は年老いて死んでも人間の生命である魂は
肉体から離れ霊界に戻り生き続けるのです。
そして、又、先で前とは違った人間としてこの世に生まれ変わるのです。
動物・植物・その他宇宙の全ての生命体は生き死にの輪廻を
繰り返します。

36-2「生命(いのち)について」

私の生命(いのち)は
神様のあずかりものです。
私の生命(いのち)は
神様からの借りものなのです。
神様からの借りものだから、生命(いのち)を大切にして、
寿命を全(まっと)うしよう。
精一杯努力して生きよう。
そして、死んだら、神様にお返ししよう。
人が生きて行く上で
一番大切なものは、それは生命(いのち)なのです。
お金や物や財産では、ありません。
この自分の生命(いのち)をとても大切にしよう、そして守ろう。
人は、この世にオギャーと生まれると、
1、親の恩恵
1、社会の恩恵
1、天地自然の恩恵(神の恩恵)
この3つの恩恵を受けて大きく育つのです。
自分の力だけで、人は生きているのではありません。
人は、これらの恩恵を受けてこの世に活かされているのです。
天恩(天地自然の神の恩恵)
人恩(親の恩恵、社会の恩恵)
この二大恩恵を決して忘れず、
1、正しい道、誠の道を、まっすぐ歩もう。
1、感謝報恩の心を忘れない。
1、人を助け、社会に貢献しよう。
1、毎日、反省をくり返して、自分の魂(心)を美しく磨こう。
1、次々とやって来る困難を乗り越え、人生から多くを学び、
  悟り、人格を高めよう。
1、良い行いを多くして、徳を積もう。
1、身(おこない)口(言葉づかい)意(心づかい)これらを良くしよう。
1、自分の生命(いのち)を大切にして守ろう。


36-3「人間がこの世に誕生するメカニズム」
人間の男女が結合して
出来る肉体(身体)の中に肉体(身体)の外部より
人間の魂が入って合体して
この世に人間が誕生する。
肉体(身体)は両親に似るが魂は両親とは異なる、別のものだ。
(人間の死のメカニズム)
肉体は滅んでも魂は生き続ける。
人間の死とは肉体が滅ぶことである。
魂は死の瞬間に
肉体より抜け出て霊界に帰り生き続ける。
ゆえに、又、時を経て別な人間として生まれ変わる。
これを輪廻(りんね)と言う。別な人間として生まれ変るとき、
前世の記憶は全く消されている。
霊界と人間界(地上界)の往復(転生)を繰り返している。
人間が地上界で生きるつとめ(目的)は肉体に宿った魂を
一生を通じて磨く事である。
人間界、自然界、霊界、大宇宙をつかさどるのは神である。
(生きものの定義)
生きものとは、(物体)に(魂)が宿っているものなり。
地球上の生きものの中で、人間は知恵が最も発達した生きものである。
人間は万物の霊長である。
だから、人間に生まれれば最高である。

36-4「人間の生命のメカニズム」

人間の肉体(身体)は親である男女の結合で出来上る。
人間の肉体(身体)を動かすのは魂(心)である。
魂(心)は(神の力)で外部より
人間の肉体(身体)の中に送り込まれる。
どのような環境のもとに
生まれ落ちるかは、その人の前世の生き方で決まる。
この世の人間社界での一生の生き方がとても大切なのだ。
この世での生き方が
死んで又異なった人間に生まれ返る来世に影響するのだ。
人間は魂(心)の修行の為にこの世に生まれて来ている。
人生を体験して、そこから悟りが開けられる様に魂(心)を
一生懸命、磨かなければなりません


36-5 「いのち(生命)と寿命について」
長生きが幸せとは限らない。
長生きすると痛む身体・老いた身体・不自由な体を長く持って
生き続けなければならない。
家族や他人の世話にならなければいけない。
身内の不幸・友人の不幸を見なければならない。
早死にすれば幸せとは限らない。
青春・子育て・仕事・事業の中途で去らなければならない。
無常である。無念な思いであろう。
このように死は何歳が良いのかは言えない。
寿命は自分では選べない。
長生きな人・短命な人。人は生まれながら一人一人それぞれ異なった
寿命を持って生きています。
大切なことは死ぬ時の年齢ではなくて、その生きていた間の中身であろう。
一生懸命、努力して生きたか、家族や人間社界の為に一生懸命に尽くしたか、
善行をしたか、自分の人格を磨いたか、悟れたかである。
たとえ100歳まで生きたとしても過ぎれば
光陰矢の如し、あっという間の出来事である。
一日一日を大切にして悔いなき人生を歩もう。

36-6 「人間にとって最高の宝物とは?」
人間にとって最高の宝物とは
それは、命(生命)と心である。
この命(生命)と心を大切にしよう。
そして守ろう。

36-7 「夏の終わり」

夏の夕暮れ時、散歩していると、
一匹の蝉が道路に落ちていた。
もう寿命なのか、ミンミン鳴きながら必死に
飛び立とうとしている。
必死の力をふりしぼっている。
最後の一滴の命が尽きるまで必死に頑張っているのだ。
我も最後の一滴の命が尽きる迄 。
精一杯生き続けよう。


36-8 「人間の身体は宇宙なり」
人間の身体は宇宙と同じである。
全てがバランス良く保たれている。
精巧に作られている。神秘的である。
この先どれだけ科学、医学が発達しても、
人智では永久に解明出来ない
部分が残るだろう。
なぜなら、人間の能力は宇宙・大自然・
人間・あらゆる生命体を作られた
神の力には及ばないからである。

36-9「明日の生命(いのち)は、誰にも保証されません」

人の生命(いのち)は有限です。
人の生命(いのち)は無限ではありません。
(明日の生命(いのち))は、誰にも、保証されません。
良い事は、今日から始めよう。
明日ではなく、今日から実行することが尊(とうと)いのです。


36-10 「今日一日に感謝」
今日も朝、無事目が覚めた。
今日一日の健康に感謝。
今日一日の生命(いのち)に感謝。
今日一日精一杯生きよう
今日一日一生懸命努力しよう。
今日一日一生懸命自分を磨こう。
生きるもの全ては明日の生命(いのち)は
保障されないのだから、
今日一日を悔いのない一日にしよう。


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