5-1 「悟りの精神とは」
欲望を捨て、こだわりを無くすことである。
万能で慈悲深い、神仏の心に近づくことである。
流れに逆らわず流れにまかして、努力してたんたんと生きることである。
人間としての生きる目的を知ることである。
自分に厳しく、人にやさしく接することである。
受けた恩を忘れず、恩に報いて、恩を返すことである。
現在の自分を否定せず、希望を失わず、
全てに感謝の心を忘れず、一生懸命に生き
続けることである。
奉仕の心で人間社会に大いに貢献することである。
一日を一生と考え、今日一日を大切にして、
一生懸命努力して生きることである。
人間の一生は修行である。毎日反省を繰り返して
自分の心を美しく浄化することである。
自分の品性と人格を一生懸命に磨くことである。
死を恐れず、怖がらず、人間としての正しい生き方をして、
自分の役目を果たし、静かに天命を待つことである。
広くて大きな暖かい心を待って、人に接することである。
人には迷惑をかけず、心配をかけず、自立して
生きることである。
身(外面)を飾らずとも、心(内面)を美しくすることである。
人生はたった一度だけ、死んだら終りだと思わず、
死後の一大事を信じて、欲望の追及のみに生きぬことである。
人生の最後まで、燃え尽きることである。
 
5-2 「悟れる人とは」
己の欲望を捨て、他人の為にお金や労力を惜しまず、
一生懸命、社会奉仕をしている人。
常に感謝報恩の心で生きている人。
苦労や不運に出くわしても、苦労・不運とは思わず、
人生の試練だ、人格形成の良いチャンスだと受け止め、
まだまだ自分は、幸せだと考えられる人。
死ぬまでずっと、己を磨き続けられる人。
人生の目的は欲望のみに生きるにあらず、
「社会に役立ち人格形成が人生の目的だ」
「己の魂を磨く事が人生の目的だ」「己の品性を
磨く事が人生の目的だ」と考えられる人。
何事にも怒らない人。
やさしく思いやりのある人。
感謝報恩の心を忘れない人。
 
5-3 「人生死ぬ迄に悟ろう」
地位・名誉・名声・お金・物・・・これらの欲望をどれだけ
追求したところで、人は真の幸せにはなれません。
これらは欲望の満足のみであり、欲望には限界無し、
欲望は決して埋まらない。
これらの欲望は人が生きる為に、必要な程度に、
ほどほどあれば良し。
神は、一人の人間に全てを与えてはいない。
神は、一人一人にそれぞれの運命と器(うつわ)を持たせている。
神は、一人一人にそれぞれ違った長所と欠点を
持ち合わせている。
神は、人間に平等である。
神は、人間に障害やら苦労やら、それぞれ重荷を
背負わせている。
そして、その人間が一生の間に、どのような生き方を
するか、試させてもいる。
神は、上から見ておられるのです。
だから、人間は持って生まれた運命と器で、一生懸命に
努力をして生きなければいけない。
無いものねだりはしない。そして、自分自身に感謝する。
自分の周囲の人にも感謝する。社会にも感謝する。
自分が人間社会に役立つ様に、感謝報恩の心で
一生懸命に生きる事である。
自分の人格を磨こう。自分の心を明るく豊かにしよう。
自分の心をきれいにしよう。すべてに感謝の心を持とう。
清く正しく生きよう。そうすれば必ず幸せになれます。
幸せとは自分の心の持ち方である。幸せとは自分の
心づかいである。
欲望のみの追求が真の幸せにはつながらない。
この事が理解できて実行する状態を悟りという。
人間は悟れる様に一生を通じて修行をしているのである。
死ぬ迄に悟ろう。
 
5-4 「人間完成について」
おれがおれがという心
自分は良い、自分は正しい。
相手が間違っている。
相手が悪いんだ。という自分中心の心を改める。
毎日、反省をくり返して心を改める。
広くて大きな心を持つ。暖かくて相手を思いやる心を持つ。
相手を尊重する心を持つ。
相手に感謝する心を持つ。
相手を認める心を持つ。
人生を通じて
自分の心の修行をする。
自分の品性と人格を高める。
奉仕の心で、良い事を沢山する。
人間社会に大いに役立つ。
これらの事が実行出来れば人間完成なり。
5-5 「立派な人間に育つ条件」
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自分1人だけの狭い考えにとらわれない人間になる。
高い徳と高い智識をそなえた人格者(聖者)の
教えを勉強して、これを実行する。
神仏を敬い、神仏の意にそった生き方をする。
天恩と人恩のおかげで、自分は、この世に
活かされているのだと自覚をして、感謝の心で生きる。
        (天恩・・・天地自然の神仏の恩。)
        (人恩・・・人間社会の恩。)
人生は自分の修行であると悟り、いろんな困難を
乗り越えて、自分の心(魂)を美しく磨く。
正しい道、誠の道を、正しい心、誠の心で
まっすぐ汗して歩む。
人の和が尊い、人間関係を丸くする。
奉仕の心が尊い、人を助ける、人を喜ばす、人に施す、
社会の一隅を照らす。
毎日反省をくり返して、広くて大きな暖かい心の持ち主になる。
人生から多くを学び、悟る。


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