50-1「全ての企業に営業の心得が必要です」
製造業、サービス業、販売業問わず
全ての企業に営業の心得が必要である。
販売会社は事務員を含め、
従業員全員がセールスマンでなければならない。

50-2「セールスマンの成功の秘訣?」
講演に廻っていてよく聞かれたのは、
セールスマンとして成功の秘訣は何ですかという質問です。
成功にはエレベーターやエスカレーターは無いんですね。
一段一段階段を昇りつめる事なのです。
急がず慌てず、休まず、毎日着実に一段ずつ昇る事なのです。
口と足だけではなく頭も使って五体全体を使い一生懸命に昇る事なのです。
毎日を真剣勝負のつもりで努力を積み重ねる事なのです。
そして、金屏風の晴れの舞台に立てるのは何の道でも
十年の年月はかかりますよ。
成功する迄努力を続けて下さいね。

50-3「セールスマンの成功する条件」
@
信用のある良い商品を売る事。
A
お客様を大切にして、自分の信頼を高める事。
B
人一倍努力して苦労をして自分自身の人格、品性を高める事。
C
売るのは商品ではなくて自分自身であるという事に気づく事。
D
健康管理に徹する事。
E
自己管理に徹する事。
F
常に反省をして創意工夫を重ね効率の良い動きをする事。
G
目標や夢を大きく持つ事。
H
良きライバルを持つ事。
I
他人を意識しても他人に迷わされない事、自分のペースを守る事。
J
成功する迄、努力を続ける事。
K
家庭や職場の人間関係を大切にする事。
L
常に感謝の心を忘れない事。
M
成果は自分一人だけの力ではなく、生み育ててくれた両親、
自分を支えてくれた家族と同僚、先輩、上司、会社、これらの
恩を決して忘れない事。
N
時は金なり、時間を大切にすること。
O
仕事の時間とプライベートの時間を明確に分けて、充分、休養して、
心と身体を休めること。

50-4「トップセールスマンになれる人」
@
身体が丈夫で少々無理のきく健康な身体の持ち主の人。
A
徹底した健康管理と自己管理の出来る人。
B
常に大きな目標や夢を持っている人。
C
こうと決めたら身体をはって全力投球出来る人。
D
自分自身の信用を大切にする人。
E
信用のある、良い商品を売る人。
F
常に努力して毎日前進出来る人。
G
人より+αの力を出せる人。
H
成功する迄努力が続けられる人。

50-5「新人セールスマンの心構(こころがま)え」
@
焦(あせ)らず、慌(あわ)てず、一歩一歩着実に前進する。
今日一日を大切にして、確実に今日も一歩前進する。
A
新人の間は一生懸命、種をまく事に心がける。刈り取るのはずっと先だ。
苦労の種をまかねば喜びの収穫は生まれてこない。
あたり一面、種を撒き散らすのだ。
スマートに二本足で立っていなくて四つん這いになって頑張る。
B
売るのは商品ではなくて、自分自身である。
自分を売らなければ商品は売れない自分の人間性を高めて、
相手に訴えるのだ。お客から見て、魅力があるように
常に自分自身を磨きあげる。
C
大きな契約ばかりを狙わない。小さな契約を山と積み上げる。
D
目標を決めたら途中で挫折せず、必ず目標に到達するまでやり遂げる。
E
最初からあまり大きすぎて遠くて見えない目標をかかげず、
努力すれば可能な近い目標を掲げる。
それを達成すれば、次々と目標を大きく持って行くのが肝要。

50-6「セールスマンはスタートが大切です」
  セールスマンはスタートが大切である。
スタートからトップセールスマンになれる条件を
忠実に実行し忍耐強く一生懸命努力する事である。
スタートから間違っていれば、先は並みのセールスマンか、
セールスの世界を去らねばならない。

50-7「セールスの木」
  成功者と認められるには十年の歳月が必要である。
一日たりとも息を抜かずに一生懸命努力して
(1年〜2年)先がよく見えない・がむしゃらに動く・不安である。
(3年)やっと先が見えて来て形が少し出来てくる。まだまだ不安である。
(5年)ほっとする、この世界でやって行けるという自信がつく。
(7年〜8年)まだまだ息を抜かずどんどん拍車をかけて頂上を目指す。
(この間のスピードが大切である。)
(10年)パッと世界が広がる。成功者(スペシャリスト)になれる。
会社からも世間からも認められる。
(10年以上・20年・30年)ますます磨きをかける。規模を一層大きくする。
色艶をつける。形を一層整える。鬼に金棒(恐い者なしの心境になれる。)
(40年以上)一生が勉強である。一生が修行である。

50-8「成功するには」
  成功はねえ、いったん馬力の努力では成功しませんよ。
毎日毎日の努力の積み重ねなんです。
私は40数年セールスマンをしていますが
成功にはエレベーター、エスカレーターは絶対に無いですよ。
一段一段の階段を休まず毎日昇り続ける事なんですよ。
息を抜かずに昇るんですよ、始めの内は先がなかなか見えませんがね、
一年→三年→五年→十年たつと先がだんだん広がって見えて来ますよ。
あまい考えでは成功しませんよ、頑張って下さいね。
セールスマンはね、口と足を動かしていただけでは成功しませんよ、
成功するには頭も使わなきゃ、手もね、五体全部を使って努力して下さいよ。

50-9「セールスマンの心得」
  セールスマンはねえ、口先だけでうまい事を言って売るのではないんですよ。そんなのは化けの皮がすぐに剥がれますよ。
自分の人間性、自分の信用を売るのです。
売るのは商品ではなく自分自身なのです。
自分の信用をお客様からお客様へと広げて行けば、物は自然と売れますね。
だから、自分の人格をしっかり磨かなければいけませんね。又売った後は
当然、しっかり責任を持って下さいよ。

50-10「セールスマンの信念」
  セールスマンはね、他人を意識しても
他人に惑わされてはダメですよ。自分のペースを断固として守らなきゃ。
自分は先では必ず勝つんだという信念を持って下さいよ。

50-11「お客様の信頼を得るには」
  お客様の信頼を得るには、お客様がセールスマンを必要とした時
(セールスマンに用事がある時)お客様の要望に対して充分に
満足をしてもらえる様にお答えする事。
日頃の御愛顧に心から感謝をし奉仕をすること。
お客様にこちらが真心でもって一生懸命に接すれば、
お客様は必ず答えてくれます。
答えてくれないお客様、こちらの誠意がわかってくれないお客様は
自分とは縁の無いお客様と考えればよろしい。
セールスマンは売る事も大切ですが、
実は、売った後の方がもっと大切なのです。

50-12「セールスマンの喜び」
  セールスマンは、売れた時の感動と喜びがあるから、
お客様が満足して喜んでくれるから、
そして収入が増えるから長く続けられるんです。
そして、苦労は大きければ大きいほど
それらは一層大きくなりますね。
苦労ばかりが苦になる人は、
セールスマンを早く辞めて転職した方が良いですね。

50-13「セールスマンを続けられる4つの条件」
@
少々無理のきく、丈夫な身体の持ち主である事。
A
売った後でも自信と責任の持てる良い商品である事。
B
3年、5年、10年と長く辛抱の出来る忍耐力のある人。こつこつ努力型の人。
C
セールスという仕事に生きがいを持てる人。セールスが好きな人。

50-14「他人に差をつけたい時」
他人に差をつけたいのなら、今日の一日より差をつけること。
そして1日1日毎日差をつけて行けば、
1ヶ月→6ヶ月→1年→5年→10年が経過したならば
大差をつける事が出来ます。

50-15「一流のセールスマンとは」
一流のセールスマンとは
一流の苦労と一流の努力を積み重ねた人である。
セールスマンは売らなければならない。言い訳は許されない。
一流のセールスマンは、己に厳しく
常に努力し、工夫をして、どんな困難をも乗り越えた人である。

50-16「表彰式、会合、パーティで座る位置」
セールスマンの表彰式、会合、パーティでは
トップセールスマンと同じテーブルにつく事。
会社の社長、役員等は必ずトップセールスマンに近づいて来るはずだ、
そうすれば、自分の名前も早くその人達に覚えてもらえるし、
トップの人達の話しも聞ける。大変勉強になる。
これはトップセールスマンになる近道なり。

50-17「セールスマンと健康」
欲には限界が無い。身体を壊してまで仕事をする事は愚かな事である。
もう一軒行けば契約出来ると思っても時間が遅くなって来たら
やめるべきである。
なぜなら、明日という日があるからだ。
今日を無理するより明日を考えてやめるほうが勇気が
いるものである。富より健康である。
健康な身体と健全な精神なくしてセールスマンは成功しない。
セールスはマラソンであり、100m競争ではない。
長続きしなければ、先で人に追い越されてしまう。
働く時間と自分の時間(家庭の時間)とはっきり区別する。
仕事はだらだらしない。
動く時は一生懸命動く。
どっちもつかずの動きからは良い成果は生まれない。

50-18「セールスマンの見せ場」
セールスマンには見せ場が必要である。
グッドタイミングに見せ場が作れる様に、結果が出せる様に、
日頃より努力を積み重ね本当の実力をつけておかねば
肝心な時に見せ場を作る事は出来ない。

50-19「新人セールスマンへ」
目標を大きく持て、目標は大きいほどよい。
大きな目標を持てば、大きな努力が生まれる。
目指すは
同僚ではなくて先輩だ。
先輩に販売テクニックとキャリアで負けるなら、ファイトだけは負けるな。
先輩より数倍動け。数倍努力する事によりいつかは追いつける。
先輩の一挙手一投足も注視せよ、見習う事。
優秀なセールスマンのやり方を見習え。
自分にプラスになる事は積極的に盗もう。
そこには何か他人と違ったやり方と努力があるからだ。
新人は池に例えれば、始めは一投の石である。
最初は小さな波紋だが、努力により池中に波紋を広げられる。
努力あるのみ。

50-20「新人セールスマンへ」

商品知識が不完全ではセールスマンは失格である。
お客様からどんな事を聞かれても受け答え出来る様、
一生懸命勉強せよ。疑問な点があれば、その日の内に勉強せよ。
自分の先生となる人は、会社の上司でも教育担当者でもない。
お客さんである。お客さんとの会話を一語一語噛み締めて聞け。
その努力を積み重ねる事により、お客様の心を捉える話法が
身に付くものである。
セールスマンの世界にはエレベーター、エスカレーターは無い。
一歩一歩階段を昇る地味な努力しかない。
上に昇った先輩をうらやんではならぬ。
先輩が今日あるのも一歩一歩階段を昇った地味な努力があったからだ。


50-21「先輩に追いつく法」

先輩のルーツ(過去)をさぐれ
先輩の(過去の努力)を自分が越えればそのうち追いつける。


50-22「自分が人に負ける時」

自分が人と同じように努力していても人に負ける時は
自分と人が表面は、同じに努力していているように見えても
裏の見えない所で人は努力し、工夫し、勉強しているからだ。
何かが違っているからだ。


50-23「セールスマンとは」

セールスマンとは物や技術、安心や信用、満足を売る事により
対価を得て社会に貢献する人である。
社会はセールスマンがいなくては成り立たない。
あらゆる産業にセールスマンの心得が必要である。
セールスマンの世界は人格形成の絶好の場なり。


50-24「セールスマンは孤独だ」

セールスマンは良い商品を売れ、自分の納得ゆく
良い商品を売れ。
悪い商品、納得のゆかない商品を売る事は、
自分の信用をなくす事になる。
孤独に負けるな、孤独に打ち勝つことにより、立派な
セールスマンが生まれる。
他人と同調していては、良い成果は生まれない。
セールスマンは孤独な人間だ。
セールスマンは楽をして売ろうと決して思うな、
誘惑に負けてはならぬ。
自分自身に厳しくなくてはならない。そして自分に
勝たなければならぬ。


50-25「お客様に接する法」

感謝の心で接する事、一生懸命、精意を尽くす事。
身体ごとぶつかって行く事。
そうすればお客様は必ずわかってくれます、答えてくれます。
そして一人二人三人十人百人千人と自分のファンをどんどん作って行く事。




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