51-1「人間は自分一人の力で生きてゆけるか、(天恩)、(人恩)の二大恩恵とは」
人間は自分一人の力で生きているのではありません。活(い)かされているのです。
人間は、(天恩)(人恩)という、二つの大きな恩恵を
受けているから生きていられるのです。
(天恩)―神の力、天からの恵み、自然の恩恵。
  (例)太陽の光、空気、水、風、火、その他
(人恩)―人間の力、社会の恩恵。
  (例)人間の労働、貢献、世話、奉仕、知識、技術、化学、医学、その他
51-2「人間は自分一人の力だけで生きているのではありません。
    次の五つの恩恵を受けて、この世に活(い)かされているのです。」
一、「神仏の恩」
宇宙を創造され、宇宙を守っておみえになる神仏。
人間を含むあらゆる生命体に必要な
大自然の恵み(太陽・空気・水・風・土・火・その他)
を守っておみえになる神仏の恩に心から
感謝をしよう。
二、「先祖の恩」
先祖があり、父母があり、今日の自分がある。
先祖様は今も私達を暖かく見守って下さって
います。結婚をして、子を作り、家系を先へ引き継ごう、
お墓参りをしよう、先祖様に感謝をしよう。
三、「父母の恩」
苦労して、自分を生み育ててくれた親への恩を
忘れない。親には感謝の心で、やさしく
接しよう。親には心配をかけずに、恩に報いよう。
四、「衆生(しゅじょう)の恩」
人は、衆生(しゅじょう)の恩(社会の人々の恩)のおかげで
この世に活(い)かされています。感謝の
心を忘れない。自分も社会に大いに
貢献をして、社会の役に立つ人間になろう。
奉仕の心が尊い、社会の一隅を照らそう。
五、「聖人の恩」
自分一人の狭い考えにとらわれず
高い徳と高い智識をそなえた
聖人の教えを学び、修め実行しよう。
聖人の恩に感謝をしよう。



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