6-1 「この世に人間として生まれて一生を生きる目的」
 

「大人に成長する」ことも自然なり、「老いる」ことも自然なり、「死ぬ」ことも自然なり。
今日を生きることは、自分自身を磨く為なり。そして家庭と社会における、自分の責任と役割を立派に果たす為なり。又、人生より多くを学んで、自分の品性、資質を磨いて、人格を向上させる為なり。
これが人間として、この世に生まれて、一生を生きる目的です。

 
 
6-2 「人間の生きる目的」
1、
人生を通して自分自身が修行をすること。
2、
自分が社会に役立つ、人格をそなえた立派な人間になること。
3、
子供を社会に役立つ人間に育て上げ、家庭と国家の
安定と繁栄に寄与すること。

6-3 「人間の生きる目的は欲望の追求のみにあらず」
  人間は、お金・物・地位・権力・色欲・・・・・・・
これらの欲望を追い求めることが、人間の生きる
目的ではありません。
人間が生きる真の目的は
1、
自分自身の心(魂)を美しくすること。
2、
品性を磨いて人格を高めること。
3、
正しい行いと、良い行いをして、徳を積むこと。
4、
社会に大いに貢献すること。
5、
全ての人間関係を円満にすること。
6、
感謝報恩と奉仕の精神を持つこと。
  人間が生きてゆくうえで必要なお金・物・地位・
その他は、一生懸命に努力をすればその人が
持って生まれた器(うつわ)の分だけは、手にすることができます。
人間の生きる目的を忘れ、おろそかにして、
いたずらに欲望のみを追い求めると、
人は幸せにはなれません。不幸を招きます。
自分の心(魂)を汚します。
人間は生まれて来るときは裸、死ぬときも裸です。
死ねば、この世で手にしたものは、
何一つあの世へは持って行けないのです。
持って行けるのはただ一つ、自分の魂(心)なのです。
この世で人間として生きた一生の生きざまが
魂の値打ちとして神に評価されるのです。
人間は死んだら、自分の肉体は滅んで終りですが、
自分の魂は肉体より離れ、あの世で(霊界)で生き続けるのです。
この世での人生を、自分の修行ととらえ、いろんな
困難を克服して自分を高めよう。
正しいおこないと、良いおこないをして徳を積もう。
心(魂)を美しくしよう。
品性を高めて、人格を作ろう。社会に大いに
貢献しよう。全ての人間関係を円満にしよう。
感謝報恩と奉仕の精神で生きよう。
これらの事を実行して次の世と来世が良くなるようにつなごう。
夢々、死後の世界がある事を疑わず心して生きよう。
次の言葉を紹介します。

〜天網恢々(てんもうかいかい)疎(そ)にして漏(も)らさず〜
天から地上に降ろされた天の網は広くて大きい、
網の目はあらいように見えるが
神は、悪事は絶対に見逃さない。人間の目は
ごまかせても神の目はごまかせない。

6-4 「人生は何の為にあるのか」
人生は自分を高める為にあります。
人生は自分の心(魂)を美しく磨く為にあります。
人生は自分が人間社会に大いに役立つために
あります。
人生は自分が修行するためにあります。
人生はどの道を選んでも
苦労や困難はつきまいといます。
決して楽な道はありません。
人の一生は、生きて行く間には苦労なこと、
困難なことがいっぱい自分にやって来ます。
これから逃げずにこれらを回避せずに乗り越え、
克服してこそ人は自分を高めることが出来るのです。
困難や苦労から逃げて、回避していては、自分を
高めることは決して出来ません。
人間は肉体を持って生まれて来ているのですから
四苦(生苦・病苦・老苦・死苦)を背負って生きています。
この四苦からは誰も逃れられません。
四苦を背負い難しく、厳しい人間社会の中で
苦労して困難な人生を歩むのですから、
人間の生きる目的は、まさに修行なのです。
修行をして、自分を高めるために人生はあるのです。
そして、人間社会に自分が大いに役に立つ為に人生はあるのです。
苦労や困難に立ち向い辛抱して努力して、乗り越え
克服すれば、生きがい、やりがいや喜びも必ず生まれます。
又、周囲の人にも認められます。
そして、自分の道が必ず先で開けます。
家庭においても、人間社会においても
大いに貢献をすること。自分の責任を果たすこと。
自分自身の人格を高めること。自分自身の品性を磨くこと。
自分の心(魂)を美しく磨くこと。このことが
出来たら、人間の生きる目的は果たせた事になります。
このことが、死後の次の世と来世に良き様につながります。
死後の世界(霊界)と来世(輪廻)があることを
夢々忘れてはなりません。
おろそかに現世を生きていては、先で大変後悔を
することになるのです。
このことを決して疑ってはなりません。
現世にては、人間の目には見えないだけのことなのです。

6-5 「人生はいたずらに、欲望のみを追求する為にあらず、
    ましてや、快楽を追い求める為にもあらず」
人生は自己の修行の為にある。
人生は自己を確立する為にある。
自己中心の考えを捨て、全ての人間関係を
円満にして、家族や社会にいかに役立つかを考える。実行する。
人生を歩むことにより、次々とやって来る、
不安・苦労・困難は自分をより一層高める
チャンスと考えてこれらを克服し乗り越えよう。
人生から色々と学ぼう、悟ろう。
毎日反省を繰り返そう。
感謝報恩の心を忘れない。
正しい道をまっすぐ歩もう。
狭く小さな心を捨て、広く大きな心を持とう。
潔く正しく美しい心で、一生を生き抜こう。
最後まで希望の灯りをともし続けよう。
自分の努力と力で社会の一隅を照らそう。
一矢を射ろう。
地位と権力がともなった偉い人になるよりも、
品性と人格をそなえた人格者になろう。

6-6 「人間の生きる目的と心づかい」
いたずらに欲望のみを追い求めて、自分の心を
汚すことが、人間の生きる目的ではありません。
人間の肉体は心で動いています。
前へ進むのも、止まるのも、良い行いをするのも、
悪い行いをするのもこれ全て、自分の心で
肉体(身体)を動かしているのです。
人間は、この世に生まれると20数年間の
長い期間、自分の親と家族と周囲の人と
他人と、社会の恩恵を受けて一人前の大人に育つのです。
自分一人で大きくなったのではありません。
ゆえに、いろんな悲しみや困難を克服して、
一生懸命努力して生きよう。
社会の役に立とう。社会に貢献しよう。
親・家族・周囲の人、他人、社会に恩返しをしよう。
人の役に立ち、人助けをして、奉仕の心を持とう。
心を良く納め、自分の心を正しく
コントロールして、清く正しく生きよう。
人生から多くを学び、悟ろう。
毎日、反省を繰り返して、自分の心を美しく磨こう。
(心の勉強)(心の修行)
(人生から多くを学んで実行する、悟る)
(人間社会に貢献する)
この事こそが、人間の生きる真の
目的なのです。いたずらに欲望のみを
追い求めて、自分の心を汚すことが人間の生きる真の目的ではありません。

6-7 「次の人は(無)から(有)に幸せを作り出します」
苦労や困難を次々と克服して乗り越える。
逆境の時は、耐える・忍ぶ・ふんばる。
言葉と行動を慎む。
一生懸命努力をする。
毎日反省を繰り返す。
心づかいを良くする。
人間関係を円満にする。
自分の品性と人格を磨く。
「次の人は(無)から(有)に不幸を作り出します。」
苦労や困難を乗り越えず回避する。
逆境の時は、人のせいにして耐えない。
ふんばらない。
言葉と行動が自分本位である。
わがままである。
努力をしない。
反省をしない。
心づかいが悪く改めない。
悪い行いをする。
人間関係が自分中心の考えで悪い。
自分の品性と人格を磨かない。
狭く小さな心を持つ。

6-8 「人間の一生」

人間の一生は修行の為にあります。
病人に生まれようとも。
障害者に生まれようとも。
健常者に生まれようとも。
金持ちの家庭に生まれようとも。
貧乏な家庭に生まれようとも。
人それぞれが生まれながらに運命を背負って生きているのです。
自分の境遇を決して恨んではなりません。
人生は修行なのだから、例えどの様な運命であっても、
「それを乗り越える為に、克服する為に、」自分の人生はあります。
乗り越え克服してこそ、自分の運命が良き方に
開けるのであり、そこから喜びも生まれるのです。
現状を理解し、肯定して果敢に挑戦しよう。
努力しよう。乗り越えよう。
ただ、嘆き悲しみ恨んでいては、決して自分の
道は良き方には開きません。
人間は、修行する為に生まれているのだから、
例えどんな環境の下に生まれようとも自分に負けてはいけません。
人は皆、それぞれ時や形をかえて、平等に
困難な事がやって来ます。
先で困難な事にぶつかります。
生まれながらに身体が不自由な人。
生まれながら困難な病気を持った人。
その他・・・・
その人達の魂はそれぞれの困難に
立ち向かえることの出来る、
強い魂の持ち主です。
健常者の人から見て、これらの人は尊敬すべき人達なのです。


6-9 「人間の一生は修行です。」
人間社会で修行をする為に、人間はこの世に
生まれて来ています。
あの世(死後の霊界)にも
この世(生まれて来た地上の世界)にも
地獄はあります。
この世の地獄とは
借金地獄
倒産地獄
失恋地獄
病気地獄
事故地獄
血縁や愛する人を失う地獄
人間は、裸でこの世に生まれて来て、又、裸であの世に旅立ちます。
この世で得た、お金・地位・名誉・財産は何一つ持っては行けません。
あの世では、これらのものは何一つ必要がないからです。
持って行くものはただ一つ。
この世で人間として一生を送った生き様(ざま)の魂(心)です。
あの世では、この世で人間として生きた生き様(ざま)、
生き方が問われるのです。
又、この世に生まれ落ちる国や家庭や環境、
生まれながらの身体の状態・運命・能力は
人によって異なっています。どんな人間でも、
それぞれ形が違った負(荷物・苦労)を
背負って生まれて来ています。
ある時は、裕福な家庭に
ある時は、貧困な家庭に
ある時は、健常者に
ある時は、障害者に
ある時は、短命に
ある時は、長命に
ある時は、強い運命・すぐれた能力、等々
グルグルと輪廻転生を繰り返し、
色々な負(荷物・苦労)を背負って人は
生まれ変わっています。これらは全て神が
コントロールしています。
そして、神は全ての人間に平等なのです。

6-10 「人間の一生は修行です。」

この世に人間として生まれ死ぬまで、
人間生活を営むことが修行なのです。
一生の間には、色々な苦しみや困難を
あじわいこれらを乗り越えなければ
なりません。克服しなければなりません。

苦しみの例
四苦=(生苦・病苦・老苦・死苦)
困難の例:勉強・仕事・家事・人間関係・子育て
これらの苦しみや困難を自分の両親、先輩の
人々を見習い、工夫をして自分も一生懸命に
耐えて努力して乗り越えよう。
先には必ず喜びや生きがい、幸せも
やってきます。
形や物やお金だけの欲望だけにとらわれず
心を美しく豊かにしよう。
心を広く大きく暖かくしよう。
欲望の追求だけに生きずに自分の心を美しく
豊かにして暖かい、広くて大きな心を
持てる様に努力をしよう。
感謝報恩と奉仕の心で、人間社会に
大いに貢献しよう。
人間の一生は、自分の心を美しく磨き浄化して、
品性を高め、人格を形成し、人間社会に大いに
貢献する為にあります。
(苦しいから)(困難だから)と決して
逃げてはいけません。
立派に一生を生き抜いて、これらの目的を
果たせば、死後すばらしい世界に旅立てます。

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